2008年11月14日京都御苑一周散歩


おでかけコース:拾翠亭→九條池→蛤御門→建礼門→猿が辻→森の文庫→染井の井戸
拾翠亭

地下鉄丸太町駅を下りて、京都御苑の西南からなかに入ると、拾翠亭と九條池があります。
拾翠亭は五摂家のひとつ九條家の屋敷内にあり、茶室として江戸時代後期に建てられたものです。春から秋にかけて、毎週金曜と土曜に一般公開されています。


九條池


池の周りには厳島神社もあり、ここの鳥居は唐破風(からはふ)形という珍しい形をしています。鳥居の上部が上に出っ張っているのが特徴です。


蛤御門


京都御苑の周りには九つの門があります。なかでも有名なのは、御苑の西側中央にある蛤御門です。元治元年(1864年)に起こった蛤御門の変の激戦の名残といわれる弾痕らしい跡がいくつも残っています。


建礼門

蛤御門から西に歩くと、すぐに京都御所があります。普段は見学をするのに申し込みが必要なのですが、春と秋に一般公開されています(今年は11月12日(水)から11月16日(日)までの5日間)。京都御所の正門である建礼門は普段は閉ざされていて、荘厳な雰囲気がします。


猿が辻


※金網の向こうに木彫りの猿がいます
東西約249メートル、南北約448メートルの京都御所をぐるりとまわった東北の角は鬼門の方角にあたるため、角が凹んでいます。鬼門を守るために日吉山王社の神のお使いである猿を祀っているため猿が辻と言われます。この猿が夜になると抜け出して、通行人にいたずらをするので、金網で封じ込めたという逸話も残っています。


森の文庫

平成17年に完成した京都迎賓館の北側、鬱蒼とした森の中に子ども向けの自然の本を揃えた「森の文庫」があります。ベンチやテーブルがあって、自由に本を読めるようになっています。開設は4月1日から11月30日まで。京都市内に住む僕も今回の散歩ではじめて発見した静かなスポットです。


染井の井戸

京都御苑をほぼ一周してきました。広大な御苑を歩いてノドが乾いたら、京都の三名水のひとつとして、有名な梨木神社の「染井の井戸」でノドを潤してください。水を汲むひとの列が今も途切れることはありません。まろやかなやさしい味がします。
京都御苑
京都市上京区京都御苑
最寄駅:地下鉄烏丸線丸太町駅・今出川駅
京都御苑:http://www.env.go.jp/garden/kyotogyoen/
京都御所:http://sankan.kunaicho.go.jp/guide/kyoto.html

Posted by @japan staff
at 19:00
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